会員の皆様には、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。また、平素から同窓会へ格別の御支援御協力をいただいていることに厚く感謝申し上げます。

さて私は、昨年12月の同窓会総会におきまして、会長に選任されました。本部役員の末席「書記」を1期務めただけの若輩者です。　誠に身に余る重責でありますが、皆様のご指導ご支援を賜りながら、精一杯勤めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

前和田会長におかれては、4期20年にわたり会長職を務められ、母校と同窓会の発展に大きく貢献をされました。ここに、深甚なる敬意と感謝を表する次第でございます。

私も、こうした前会長並びに歴代会長の築かれた基本路線を引き継ぎ、その一層の充実・発展に努めて参りたいと存じます。ところで、母校は、創立110周年を迎えました。　伝統ある母校の校史を公開できますよう資料をまとめ、校内に校史資料室を設ける予定です。
温故知新の論語にありますように「子曰く、故き(ふるき)を温ねて(たずねて)、新しきを知れば、以って師と為るべし」。
同窓生には懐かしい若かりし頃の記憶を取り戻し、在校生には学校の歩みや先人の活躍を学び、この先の未来を切り開くヒントを得る場所になることでしょう。

さて、昨今の経済状況を見ますと、国内の少子高齢化に伴う経済の縮小を防ぎ労働人口を確保するため、外国人労働者の受け入れ拡大政策や観光インバウンド政策によって外国人が地方都市でも多く見かけるようになりました。

日々刻々と変化する国際情勢、グローバル経済に適応できる生徒を育み、混迷の世紀を照らす人材を社会に輩出できますよう山商同窓会は母校に協力、応援して111期目の歩みを進めたいと思います。

会員の皆様には、こうした同窓会を巡る状況にご理解をいただき、同窓会への一層の御支援御協力を心からお願い申し上げます。最後になりますが、皆様の御健勝、御活躍をお祈りして、就任の挨拶とさせていただきます。